Island life by Lay

東北人がどんどん南下して沖縄に移住した話。

沖縄伝統お菓子の紹介 タンナファクルー

ご覧いただきありがとうございます。

ご無沙汰していますLayです。みなさんはお元気でしたか?私は東北の実家に帰ってしばらく留守にしていました。

久しぶりの今日は沖縄らしいものを紹介したいと思います。

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黒糖のお菓子、「タンナファクルー」です。

面白い名前ですよね。名前だけ聞いたときはどんなものか全く想像がつきませんでしたがポカンとしている私に地元のおばあが「ほら、クルーだから黒糖のお菓子さ〜」と教えてくれましたが私は「??」でした。

 

「黒糖」→「黒」→「クルー」にたどり着くまでも結構かかりました。どうやらこのお菓子の開発者「玉那覇(タマナファ)さんの作った黒いお菓子」→「タンナファクルー」になったようです。

沖縄ではスーパーの和菓子や伝統菓子コーナーによく置いてあるメジャーなお菓子です。

写真のように10個くらい入って2〜300円で売っています。

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「沖縄風味」って面白いですね。シーサーも居て確かに沖縄感満載のパッケージです。

裏には「黒糖造り昔の詩」も書いてあってレトロな沖縄感がより高まります。

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タンナファクルーは色々なところで作られていますが私が買ったのはまるひら製菓さんのものです。

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原材料は小麦粉、黒糖、卵、水飴、乳製品、膨張剤ととてもシンプルで好感が持てます。
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手のひらに収まるかわいいシルエット。表面にツヤは無くすべすべしています。
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中は小さな気泡がたくさん。
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食感はパンよりは固い感じでポソポソ、クッキーよりはしっとりしています。蒸していない焼き菓子タイプの味噌パンや九州の「ぼうろ」や「黒棒」のコーティングが無いものに似ていると思います。優しい黒糖の味がして初めて食べるのに懐かしい味です。柔らかいし、添加物も少ない野で小さなお子様からお年寄りまで安心して食べられるお菓子だと思います。

ただパンなんかに比べたらしっとり感が少ないので飲み物必須です。そういう喉にひっついて口の中の水分持って行かれる感じを沖縄では「ちーちーかーかーする」と言います。タンナファクルーはちーちーかーかーの極みです。鈴カステラやクッキーサンドアイスのクッキーなどモサモサした焼き菓子好きの夫は喜んで食べていました。私も黒糖好きだし、焼き菓子系はなんでも好きなので美味しく頂きましたが、選べるなら表面ザクザクでこってり感もあるサーターアンダギーの方が好みですね。

沖縄でノスタルジックな気持ちになりたくなったらぜひタンナファクルーをどうぞ。優しい気持ちになれますよ。